はじめに
この記事では、Zendeskでブランドごとのヘルプセンター記事を、そのブランドのエンドユーザーだけが閲覧できるように設定する方法を解説します。
Zendeskではユーザーのブランド情報を記事の閲覧条件に直接使えないため、ユーザーにブランドを示すタグを付けそのタグを条件にしたユーザーセグメントを作成して権限を設定します。
この方法を使うことで、複数ブランドを運用している環境でも、ブランドごとに適切なナレッジベースの公開範囲を管理できます。
前提条件
この設定を行うには以下条件が必須となります。
- 作業者が管理者権限があるエージェントであること
- デフォルト以外に権限設定するブランドが作成されていること
- 閲覧権限を設定するヘルプセンターが公開になっていること
ステップ1: エンドユーザーを一括登録してブランドタグを付与する
まず、ブランドごとにエンドユーザーへ識別用のタグを付与します。たとえば、Brand A のユーザーには【brand_a_user】 というタグを付けます。
※ユーザー登録については活用しよう!Zendeskの「ユーザー」と「組織」の登録 をご確認ください。
一括登録は、管理センター > ユーザー > 一括操作 > ユーザーのインポート から行います。CSVファイルを用意し、ユーザー情報とあわせてタグ列を含めてインポートしてください。
- 管理センター > ユーザー > 一括操作 > ユーザーのインポート を開きます。
- CSVファイルを準備し、各ユーザーに対応するタグ列にブランドタグを入力します。
- インポート画面の案内に従ってCSVをアップロードし、ユーザーを登録します。
- 登録後、ユーザーに正しいタグが付与されていることを確認します。
ステップ2: ユーザーセグメントを作成する
次に、ブランドタグを条件にしたユーザーセグメントを作成します。ユーザーセグメントは、記事の閲覧権限をまとめて管理するために使います。
ナレッジベース> ユーザー権限>ユーザーセグメントから作成できます。
- ナレッジベース> ユーザー権限>ユーザーセグメントを開きます。
- 新しいユーザーセグメントを作成します。
- 条件として、対象ブランドのタグを指定します。例: brand_a_user
- セグメント名を分かりやすく設定し、保存します。
- ブランドごとに必要な数だけセグメントを作成します。
※エンドユーザーの個人単位や「組織」でもユーザーセグメントを作成できます。
ステップ3: ヘルプセンターの設定を確認する
各ブランドのヘルプセンターが公開されていることを確認します。ヘルプセンターが非公開だと、記事の公開設定を行っても期待どおりに表示されません。
確認は、ナレッジベース>(設定する)ブランド名選択 > ヘルプセンター>(画面左側メニュー)設定>ヘルプセンターの設定 から行います。
- ナレッジベース>(設定する)ブランド名選択 > ヘルプセンター>(画面左側メニュー)>ヘルプセンターの設定を開く。
- ヘルプセンターが有効になっているか確認します。(「アクティブにする」ボタンが表示されていると非公開状態です。ボタンを押下して公開状態にしてください。)
- 必要に応じて、各ブランドのヘルプセンター設定を調整します。
ステップ4: 記事の閲覧権限にユーザーセグメントを適用する
最後に、ナレッジエディタで記事を開き、閲覧権限に作成したユーザーセグメントを設定します。これにより、指定したタグを持つユーザーだけが記事を閲覧できるようになります。
- 閲覧権限を設定したい記事の編集画面を開きます。
- 記事の設定を開き(編集画面右側、カテゴリ表示部分をクリック)記事の閲覧権限設定を開きます。
- 「コンテンツタグ」項目で作成したユーザーセグメントを選択します。
- 設定を更新して記事を公開します。
動作確認の方法
設定後は、意図したユーザーだけが記事を閲覧できるかを必ず確認します。
- ブランドAのタグを持つテスト用のユーザーを作成しそのユーザーで閲覧権限を設定した記事へアクセス、表示されたログイン画面からログインし、Brand A の記事が表示されるか確認します。
- 別ブランドのタグを持つユーザーで同じ記事にアクセスし、表示されないことを確認します。
- 必要に応じて、複数のユーザーでテストします。
注意点
- ユーザーセグメントはアカウント全体で共有されます。ブランドごとに名前を分かりやすく付けて管理してください。
- タグの命名規則は統一しましょう。例: brand_a_user, brand_b_user のように、ブランド名と用途が分かる形式にします。
- エンドユーザーのCSVインポート前に、タグの入力ミスや表記ゆれがないか確認してください。
まとめ
Zendeskでブランドごとにヘルプセンター記事の閲覧権限を制御するには、エンドユーザーにブランドタグを付与し、そのタグを条件にユーザーセグメントを作成して、記事の閲覧権限に適用します。
この手順を整えておくことで、複数ブランド環境でも、必要なユーザーだけに適切なナレッジを公開できます。
本記事は以上です。
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